変態弟と仕事弟

「意地悪だね。レオは・・。」


「うっせぇーな黙ってろよ。」


そう言い返すレオにちょっとイラツク。私が


年上なのに・・。


でもこういうときだけはなんかいいや。って


少しだけ思ってしまう自分がいて恥ずかしい。


「やっぱあの傷痛いんだね。」


「へっ?」


私の身体を見るともう下着だけになっていた。


おかげでまぬけな声だしちゃったじゃん!!


「そりゃぁ?痛いに決まってるよ。」


「ごめんね。姉さん、俺が強ければ」


そういって私の傷口を舌でなめる。


こいつ、傷をいいことに私に触ってるし。

「レオのバカ!!!」


ソウ一言言ってベッドにうつむいてると


「ごめんね。姉さん。でもこれだけはやらせて?」


レオは私を抱きしめて布団を掛けた。


「れっ・・・レオ?」


裸の私に真正面から抱きついて、胸に顔をうずめる。


しばらく沈黙が続いた後、私の胸には水滴があった。


なめてみるとこれは、涙。


れ・・・レオ・・。