変態弟と仕事弟

私の顔に自分の顔を近づけるレオ・・。


でもこれぐらいじゃ私を落とせないんだから。


「はいはい。わかってます。」


そういってレオを押し返した。

「チッ。姉さんはいつもそうだよな。ちょっと力が強いからって


俺を倒せるとでも思ってんのか?」

いつものお決まりパターンだ。


そして私はいつも、「戦いが終わったら、あ・げ・るから。


死なないよ。大切なレオを一人になんかしない。」


という。


「これが梓山の弓だ。矢には毒が塗ってある。それと


刀な。ちょっと重たいかも」


私の目の前にそれをおいた。


持ってみるとやっぱし重い・・。なにこれ。


「誰の刀?レオの」


「うん。俺の。やっぱ重いんだな。やっぱ男の力には


勝てねぇーだろ?」


そういって私をバカにするレオ。でもこういうところが


好きなんだ。


「がんばってこいよ?応援してるぜ。部屋のほうは


俺が守っておくから」


「おk」


そして、タンスから巫女服をとりだし、着替えた。


玄関を出ようとすると、レオが言ってきた。


「姉さんの身体きれい。」


と・・・