変態弟と仕事弟

「レオ?行こう!」


「そうだねっ・・」


中央を歩きつつ恐る恐る私は聞いてみた。


「すみません。」


「なんだね?おっ。見慣れねぇー顔だな?


お前さん、巫女さんかい?」


なんか、ムカツク・・・言い方がっ・


「はいっ。ここの住所はどこですか?」


紙を差し出すと、驚いた顔を見せた。


「おめさん、特化巫女かい。それはそれはご無礼を。


ここなら案内いたすずる。」


急に口調が変わり私とレオを交互に見て、


歩き出した。


半分ぐらい歩くとおじさんはレオに聞いた。


「おまえさんはこの子におしたいしてるのか?」


レオは意味が分かってないみたい。


おじさん!レオに変なこと言わないで。


おしたい=好きってことだよね・・。


兄弟です。って言いたいけどそれって


江戸の人に伝わるのかな?


私は話をそらすためにおじさんに聞いた。


「あのお城はなんですか?」


「あれかいね?大奥の城と殿様のしろじゃ。


今の殿様は、おなごが嫌いでのぉ。


大奥も必死なんじゃ。子を生ませようとな。


でも、生ませるにはヤらなきゃないけねぇー。


おっと、おめさん子供にはわかんねぇーな。」