刻み込まれた過去

記憶のカケラに

捕われる僕には

消し去ることができないもの

忘れられないことがあるんだ



誰にだって抱えているもの


刻み込まれた痛みがあるんだ


君はそれに気づき、
分かち合おうとしてくれた


こんな僕に、
救いの手を差し延べてくれた



時に辛くなり

温もりを求めるけど

何も見えない僕は戸惑う



何が大切かって

僕等にとって何が必要だって

僕はわかってるつもりだよ


それでも君の笑顔が曇るのは

何故だろう



僕を憐むのは何故?


僕の優しさは残酷すぎるのかな





君に逆らうこと

触れること

僕は許されるだろうか


君が抱えている悲しみも

苦しみも

僕の強がりで触れることは

許されるだろうか?



僕は君の痛みが
わかっているのかな


今の僕は君の為に
何が出来るだろうか




忘れることが何よりも怖いと




冷たく凍えそうな冬の空は



あの頃の僕等を取り戻す




過ちを刻むように



僕は今日も空を見上げるんだ