「希望って何なの!?」


思わずあたしはニッコリとして聞いてみた。


「こらこら、食いつくなって。説明するからよーく聞くんだぞ!!」


「うんっ!!」



あたしは大きくうなずいた。

すると結大はフッと笑って話し出した。


「虹の谷って所に綺麗なペガサスがいるそうなんだ。そのペガサスやな角をもらってだな…」


ぺ…ペガサス…。なにそれ!?


「早速、もの凄い内容だな…。」


難しい……なんか話が…。


「まぁな…。とりあえず簡潔にすると炎の洞窟に行って炎のドラゴンとクリスタルから光の力を分けてもらってな…」


「う…うん?」


…何かアニメでよく見るシュチュエーション!?


「深海に住む、黒魔女に会う必要がある。彼女ならクリスタルタワーを呼び寄せられる力を持っているはずだ!!そして永遠の島に…」


「えっ…?その黒魔女って人あたし、こないだ会ったよ!!」


「マジで!!」


「いや、あたしの事を『闇の戦士』とか言って海に帰ったロン毛女だろ!!」



「う…うん。確かにあの子はロン毛だ…。」


結大が大きく納得した。それは良いんだけど…


「一体どうやってその虹の谷、炎の洞窟、永遠の島なんて所に行くわけ!?」


「俺が力を使う。別世界へ行くんだ。」


「ほぉ~!それで!?」


「そこからは飛んで行く。」


「はぁ!?」


マジで言ってんの!?