〔それから4年後…〕 結大は4歳になった。 「アオおいで♪」 「ワンッ!!」 俺と結大は花のたくさん 植えてある庭でよく遊んだ。 オカアサンもにっこり俺達を見つめていた。 「アハハッ。アオ重いよ~*」 「ワンッ!!」 オカアサンはじゃれあう俺たちを見て 「ふふっ。兄弟みたい。アオと結ちゃん。」 と言ってクスリと笑った。 あぁ…幸せだ。 ずっとこんな日が続けば良いのに―――…。 でもそう思えば思うほど 不幸は近づいてくるのだった。