そうだ…。結大は望月月に力を与えた。


自分の全てを駆けて彼女を守ったんだ…。


世界が止まってしまえばいいと

そう心から願った。


あんな事があって今。


私は又、1人。結大を一目見ることが

出来たのだけれども…


「ねぇ…結大…。悪いけど私は
貴方のやり方は理解できないよ…」


真っ赤に染まる月を見て

1つ涙を流した夜だった。


望月月が黒魔女を支えたまま、

私をじっと見つめていた。