月天使


結大に手を振って病室を出た私は

又電車に揺られて20分で家に帰ってきた。



そして、私は結大のお母さんに


言われた通りに結う大の怪我が治るまで


毎日病院に通ったんだけど…



結大に会えば会うほど不思議な気持ちが

膨らんでいった。



だって、結大の病室へ訪れる度に1つ、2つ

と紙飛行機と手紙の数が増えたから。




そして、私はついに結大が


病室で眠っている隙に


一枚手紙を抜き取って中身を見た。



するとその手紙にはパーティーの招待


内容の様な事が書かれていた。そして、


そこには望月由美子の名前があった。



もしかしてっ…あの女の子の…

望月由美子の娘!?