「ワンッ!!」
と少し前に聞いたことのある鳴き声が
タワーの上の方から聞こえてきた。あたし
は思わずタワーの上の方に飛んでいった。
するとそこには犬神様
(アオ)の姿があった。
「アオ…又来てたの!?」
「あぁ。月、お前はまったく
知らない事が多すぎるからな。」
「どういうこと?」
「お前が助けると誓った相手にしてやらなければならない事を教えてやる!!」
あたしはタワーの下を見下ろした。
結大、ふれあ、陸、瑠璃愛、
それにあたしと犬神様(アオ)以外の
すべての動きが止まっている。
犬神様(アオ)が止めたのか…。
「月、まず佳那を救いたければ自分の力を一度封じる必要がある。そして佳那の中にお前の力を埋め込むんだ。そしてその時に佳那の力をお前の体に取り込む事だな。」
「えっ……!?そんなことをするの!?」
「月天使の力は佳那には使いこなせない。選ばれた者にしか…。だがな…」
「アオ……、まだあるの!?」
「あぁ。実は力を交換するという事はそれなりのリスクもあってな…お前が佳那の中にある闇の力を吸い込むことになる。」
「なるほど…。あたしがそれに
打ち勝たなきゃ意味がないのか…!!」
あたしがそう言うと犬神様(アオ)は少し
首を振ってあたしに少し近づいてきた。

