月天使



「分かったよ…やってやる!!」



あたしはムーンステッキを月に向けて

息を大きく吸い込んだ。


力があたしの体にたまってきた。



「今だ!!月っ!!いけぇっ!!」



結大が少し離れた所であたしに

そう声をかけた。あたしは

それにタイミングを合わせて



「ビッグバン!!」



と月に向かって力を放った。


そしてそのあたしの放った青い光は

赤い月を青に染め、美しく輝きながら

あたしの元に跳ね返ってきた。



「月!!その力を受け止めるんだ!!」



結大の言うとうりにあたしは

ムーンステッキをその跳ね返ってきた

力に向かって振り上げた。


が、しかし思ったよりも強い力で

押し潰されるかと思ったその時!!



「あっ…あれ!?」



おそるおそる目を開けてみるともう、

青い光はもう無かった。つまり…



「力、丸ごと吸い込んじゃったんだ!!」



あたしはステッキを振り下ろした。

そして少し離れて見ていた結大が

あたしに近づいてきて口を開いた。



「思った以上だ…。お前は俺を超えた!!」



「はぁ…!?」


な…なんじゃそりゃ?