【陸side】


かぁぁぁあっ!!俺どーしちまったんだよ。

月も瑠璃愛もふれあも…女が平気だ!!


アイツの事考えれば気になるんだよな…。

全くうぜぇ…。でも気になっちまうんだ。


「はぁぁぁ~…。」


「あっれ~?朝からため息?」


「うわぁあっ!!何だよ…。瑠璃愛か。」


瑠璃愛は少し寂しそうな顔をして、


「<何だよ>とは失礼ね…。でも、やっぱ私が気にくわないのね。初めて会ったとき、私の事ブスって連呼してたもんね…。」


と困ったように言った。


「おいおいおい!!待てよ…
まだ何も言ってねーじゃん!!」


俺は思わず慌てて瑠璃愛の方を向いた。


「でも、最近、私の事避けてるでしょ?」


そう言われればそうなのかもしれない。

俺は思わず黙り混んでしまった。


すると…


「ねぇ、陸は一体何を隠してるの?」


と瑠璃愛が少し真面目に言った。


「はぁ!?」


俺は思わず目をパッチリさせてしまった。


「だって私、陸に何か悪い事したんだ
よね…だから私を避けるんでしょ?」


「べ…別に。」


俺は思わずそっぽを向いた。