すると瑠璃愛が
「月くん…大丈夫?何も知らなかったのね!?」
と瑠璃愛はあたしの顔を覗き込んで心配した。
だって…あたしは
「結大に頼って生きてきた人間だから…」
それが事実だから何も分からない。
瑠璃愛はあたしに優しい顔を向けた。
「じゃあ、説明するわ。貴方が25レベルだとすると結大くんは70レベル。」
うわ…マジかよっ!!
「すっ…凄い差だ…。」
やっぱり結大は圧倒的な力を蓄えているんだ。
あたしにも出来るかな…!?
「月くん、大丈夫よ!!私は60レベル。変身できるようになるには50レベル必要!!」
「瑠璃愛との差でも凄い…。
つまり、俺はレベルUPが必要なのか!!」
あたしは改めて皆との力の差を思い知らされた
「でも月くんは特別な力を持ってるから強くなるのは早いかもしれないわ!!いちかばちかの方法だけどやってみる?」
瑠璃愛がニカッと笑った。
あたしは勿論、
「やってやる!!」
と瑠璃愛に笑い返した。
瑠璃愛は
「そうこなくっちゃ!!」
と小さくガッツポーズをしてあたしの
手のひらにハイタッチした。

