・・・・・そうするしかなかった三人・・・。



 そうすることでしかこの不幸の連鎖から抜け出せなかった。



 それでも、望巳はこの事件においては第三者だから・・・・・



 ・・・・・・・・・・・彼らを・・・・・・・許せそうにはなかった・・・・・・・。



 時は9月中旬。



 暦の上ではすっかり秋だというのに、まだまだ暑い日は続きそうだった・・・・。



 次の日、早月さんの話を聞いても何かが許せなかった望巳は、早川先輩に果し合いを挑むが、ものの数分であっさり負けてしまう。



 傷だらけになった顔を眺めながら、やっぱり、やめておけばよかったと思ったが、それでも大場さんがその次の日から学校に来るようになったのだから、よしとすることにした。


 そして…今年も学園祭が始まる…