「雅也、いつになったら

会社に戻るんだ?!」

修二の怒声が響いた。


「全部捨てたって言うのに、

今更戻るなんて、

カッコ悪いことできるか」

雅也は涼しい顔で答える。


「お前なあ、

オレが3つも一人で

会社を切り盛りできると思うか?」

修二はため息交じりに呟いた。


「会長だって、まだまだ現役だろ?

どれかを任せればいい」

なかなか戻ると言わない雅也。