オレは泣きじゃくる小春を抱きしめた。
「悪かったな。
家まで送るよ。
さぁ、立って…」
何とか立ち上がらせたオレは、
扉に向かって歩き出した。
「待って、秀」
「まだ、何かやろうってんですか?
小春を傷つけないでください。
こんなことしても、
小春は手に入らない・・・」
「今日の午後4時。
あなたの婚約を公の場で
発表すると言っても?」
母の言葉に、
足が止まった。
「悪かったな。
家まで送るよ。
さぁ、立って…」
何とか立ち上がらせたオレは、
扉に向かって歩き出した。
「待って、秀」
「まだ、何かやろうってんですか?
小春を傷つけないでください。
こんなことしても、
小春は手に入らない・・・」
「今日の午後4時。
あなたの婚約を公の場で
発表すると言っても?」
母の言葉に、
足が止まった。

