RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~





 幽霊みたいな、か細い声。さっきとは、別人だな。



「ここは、やめるべきだ!!」



 叫んだのは、イヴァン。

 言っとくが、リゾートなんてないぜ?


「リゾートないって知ってんのー?」



 ティカ、オマエさっきそれ、言われたばっか。人に言える立場じゃねぇぞ。



「そうじゃねぇ…感じるんだよ…」何をだ、ゲルブはツッコミたくなったが口をつぐむ。「今日は波が騒いでいるんだ。嫌な予感がする…」