さっきから、ポコポコ湧いてくる、光の花は暗闇を明るく照らし出す。


「ねぇ、それどっから出してるの?」


 わくわくした口調に、ルナの動きが止まる。


 よほど驚いたのか、ルナは、前に傾いていく。


「おぉっと!!」


 ルナのベストの首元を掴んで、引き寄せる。



「死ぬかと思った…」



 ルナは言うなり、ゲルブにしがみついてくる。