あぁ、本当に良かった。 「痛かったよね…?でも、もう大丈夫だから」 ゲルブが、ルナの背中に、手を回す。 だが、全てが成功したわけではないことを、ルナが一番よく知っている。 なぜなら、暗かった空間が、光であふれているからだ。 くみ取った大地エネルギーの一部が、何らかの作用で花を咲かせたのだ。 光の花たちは、ゲルブとルナを囲んでいる。 「と、ところで、この花はなんだろーね」