「アンタ、そういうところ、昔っから、まっすぐよね」 「そうか?」 ニシシ、と笑う。 「父さんもね、アンタのそういうとこ、好きだったみたい。だから…」 姉の表情が曇った。 「だから?」 イヴァンは先を促す。 「アンタが盗賊団に入ったとき、誰よりもショックを受けてた」 胸が、ズキッと痛んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「俺の…」アランが、口を閉ざす。「俺の、前の主だ」