「あれ?輝樹、ほら
彼女いるじゃん」

聞きなれた声が斜め後から聞こえ
振り向くと


輝樹と、サキさん、そして
あと1人女の人が
店に入ってきたところで・・・


「お前、何してんの?」


えぇ、輝樹が完全に怒り
私の方へ
ズンズンと歩いてきまして・・。


「お前 誰?」


去川さんの彼氏に
完全にケンカ売ってるような雰囲気の中


「輝樹、ほら座敷行くよー」

「あぁ。
お前はさっさと帰れよ」

「はい・・・・」



・・・・・・・・・・・・

食事を済ませ
外に出た所で


「えーっと・・・・
もしかして あの人が
お嬢の彼氏とか・・・
そういう・・感じ?」


気まずい中
そう切り出すと

「ごめんなさい・・・」

去川さんの彼氏に
頭を下げた。


「あ、いや 俺は全然いいんだけど
お嬢は・・大丈夫なの?」

「大丈夫・・・
だと思う・・。」

・・・・・・・・


「えっと・・・
俺んち すぐそこだけど
良かったら来る?
話くらい聞くし・・・」

「そ、そんな
大丈夫です」