「何か お嬢と話してたら
気が紛れたわー
お礼に めし奢ってやるわ」

「え、あ、いえ・・
帰るから大丈夫」

「よし、あっ!
警戒しなくても
俺 車持ってないから大丈夫だし。
さて 近くに 
どっかあったかなー・・」


まったくと言っていいほど
人の話聞いてない・・・


「あの、私・・・」

「いいから、いいから!」


そう言うと私の手を引き
通りまで出て
タクシーを停めると


「おっちゃん、
どっか うまいもんあるよーな 近くの店お願い」


「そうですねぇ・・・
お好み焼きとかなら知ってますよ」


「お嬢、お好み焼きでいい?」

「あ、はい・・・」

「ってわけなんで
お願いします」

「了解しましたー」


・・・・数分後。


何だかんだで
結局・・・

向かい合って
お好み焼き食べてるわけだけど・・


ほんと

何なんだ、この状況。