でも、そのおかげで

だいぶ助けられてきたから

本当 正樹くんには

感謝だ。



「さーてと、明日から
本業に専念しねぇとな」


「本業・・・?」


「あぁ、やっぱ
愛想振りまいてるより
体動かすほうが
俺には向いてるからな」


「うん・・・」


「まぁ、その前に
めんどくせぇ事から
片付けていくか」


そう言うと

車の方に行き

携帯を手に
誰かに電話をかけ始め、


「だから、悪かったって。
でも ちゃんと
全部 仕事片付けてから
とんずらしたんだから
文句ねぇだろ?
あぁ、
じゃあ 後始末 頼むわ。
はいはい、
落ち着いたらな」


大きなため息をつきながら

私の元へ来ると

目の前に しゃがみ込み 
まっすぐと目を見ながら


「これで 全部片付いた。
覚悟できたか?」


覚悟・・・?って・・・