「輝樹、車停めて・・?」

「あぁ?
じゃあ、あそこの駐車場でいいか?」


「うん・・・」


駐車場に車を停めると


「んで?何だ?
走ってると 
言いづれぇ事なんだろ?」


やっぱ・・・・

輝樹には敵わないや。



私の方に体を向け

じっと・・・まっすぐ見つめる姿に

思わず逃げ出したくなるくらいの衝動にかられてしまったけど・・・・



意を決して
顔を上げ 輝樹の方を見つめながら



「す・・・好きだから・・・
輝樹の事 手離す気なんてないから
わ、私だけ見て
もう・・・
一人にしないで・・っ」



かすれ震えたような声を
必死で声にし
輝樹の方を見ると