「にしても、よく
誰からも電話かかってこないもんだわね?」

「あーそれは・・・・
輝樹の番号しか
着信許可にしてないという・・」


「何も考えてないようで
ちゃんと考えてるって事ね」


「まぁ・・・・少しは・・」


「あら・・・、ほら。」


あかりさんの視線の先のテレビに目を向けると


「さすがに こんな大騒動になっちゃ
本人に説明させないと
どうにもならないって事ねー
明日 本人説明だってよ。
春菜 この際 乗り込んじゃえば?」


「そんな無茶苦茶な・・・」


「何て説明すんだろうね。
私まで ワクワクしてきちゃったわ」



楽しそうな あかりさん・・・



でも、ほんと・・・・


輝樹本人の口から
どんな言葉が飛び出すんだろうと考えると


自分が 極力傷つかないように
ショックうけないように
防御線を張り巡らしておかなくちゃ

きっと、

立ち直れなく・・・


もう、二度と

立ち上がれない気がする。