そんな出来事から
早、一ヶ月・・・・


私は、


輝樹のお父さんが経営する歯科医を退職した。


最後まで 

みんな 優しくて・・・

引き止めてくれて・・・・

本当は 辞めるの撤回したくなる衝動にかられて 必死だったけど・・・

やっぱり、


これ以上 迷惑をかけるわけにはいかない。


そして、



退職して、2週間の時が過ぎようとしてる頃


私は ある物を

週刊誌に送った。



・・・・そう、

あの時 送られてきた

写真を すべて。


こうしてる間にも

輝樹は テレビに毎日のように出て

雑誌にも載ってて


私の知らない輝樹を

日々 見ている。


でも、写真の中の輝樹は

私の知ってる輝樹しかいなくて・・・


例え、今の輝樹に

私という存在が邪魔だとしても

必要ないとしても

一緒にいた時間は

紛れもない事実だから・・・


自分の中に留めておけるほど

私は 寛大でもない。