「どう?一人暮らしは?」


お昼ごはんを食べ
裏の階段に座り 
外を眺めていたら
正樹くんが中から出てきた。


「んー・・・普通・・?かな」

「そか。で、こんなとこで どうしたの?
中でテレビでも観ればいいのに?」

「あー、うん。
なんとなく・・・」



まさか 
みさとさんに完全無視されてる上に
意地悪ばかりされて 
もう うんざりしてるから
顔見ないですむように
外に出た。

なんて 口が裂けても言えないけど。



「輝樹とは?」


「引っ越した日の夜に
一度 電話きたくらい・・」


「という事は・・・
4日前?」


「うん。だって
輝樹だしね」


「だけど・・・・」


「だいじょーぶ!」


正樹くんの心配そうな顔見てたら 弱音をはくわけにはいかないもん。

これ以上 心配させるわけにはいかないし・・・


「ごはんは?ちゃんと食べてる?」


「食べてるよー
おかげで 太ってきちゃった。はは・・」


「ならいいけど・・・・
俺でよければ
グチきくし、何なら
輝樹のとこ送っていくし・・」


「ありがとう。でも、
本当に大丈夫だよー
そのうち 輝樹から
電話くると思うし」


なんて強がってみたものの・・・