「あー 疲れた。
4時か・・・・
腹減ったなぁ・・・
よし、コンビニ行くぞ」


一息つく暇もない間に
車に乗り
近くのコンビニに着いた。


「好きなもん買ってやっから降りろ」


そんな子供じゃないのに・・・

とか思いつつも
素直に降りて
好きな物を選びカゴに入れる私は

やっぱ、子供なのかもしれないけど。


アパートの駐車場に着き
車を降りた。


こうして 2人で並んで
同じ部屋に帰るって事が
普通の光景だったのに
もう・・・・

こんなふうにできないんだ・・


ふっとした瞬間に
そんな事を考えてしまって
また涙がでそうになってしまう。


「あ~ら、春菜じゃん。
輝樹もいたわー
こんな時間に 2人して
デートぉ?」


完全に酔っ払った状態の あかりさんが 階段に座り込んでいた。



「ったく・・・・
お前 いい加減
限界ってもんを知れよな」


そう言いながら
あかりさんを 無理矢理立たせ
支えながら
部屋の所まで きちんと連れて行ってあげる輝樹を見てると

やっぱり、

優しいんだな・・・って

あかりさん相手に
妬けてしまう。