「今夜は ちょっと無理かなぁ・・
ごめんね。
また誘ってよー」
それでも 声は嫌でも耳に入ってきてしまうわけで・・・
「そっかぁ・・・じゃあ
いつならいい？」
「いつ・・・あー・・・
まだ分かんないんだけど・・」
「じゃあ、明日は？」
「明日は・・・
あっ、彼女と会う約束が・・」
「彼女？え！？
久保くん 彼女いるの！？
誰！？え？いつから？」
「えっと・・・・
前からいるんだけど・・」
「うそ！？冗談でしょ？」
「いや、ほんとだよ？」
「誰？」
「誰って聞かれても・・」
・・・・・・・・・
「もしかして
佐々木さんじゃないよね？」
わ、私が何で出てくるの！？！？
背後で
思わず 叫んでしまいそうになる会話が繰り広げられている。
