ナンパ男との恋 社会人編


急いで食事を済ませ
休憩室を出た。

出たのはいいけど・・・


まだ 午後診療まで
1時間以上あるじゃん・・

はぁ・・・。

外の階段に腰を下ろして
ぼーっと車を眺めていると


「はっるなちゃーん。」

「正樹くん・・・
あっ!昨日ありがとう。」

「いえいえ、仲直りした?」

「あー・・・うん・・
って やっぱり
正樹くん知ってたんだ?」

「輝樹から すごい勢いで電話きたからねー
浮気でもしたの?」

「へ!?浮気なんてしてないよ!」

「なんだー、てっきり
輝樹に飽きたんだと思ったのに残念」

「残念って・・・」

「だって 俺も春菜ちゃん食いてぇもーん」

「いやいや、私を食べても
おいしくないです・・・」

「味見しかさしてもらった事ないからね~
やっぱ、本格的に食ってみたい」

こ、この人は
笑顔で何て事を・・・