年上男子は危険な香り。


「じゃあ、ごゆっくり」


あたしは嫌みったらしい笑顔でその場
を去ろうと思ったのに・・・



「翠、応援してやってもいいよ?」


いきなり、
お兄ちゃんはそう呟いた。



「は?何を?」


だけど、いきなりすぎて意味不明。

何を応援してくれるっていうわけ?



「お前の恋、
俺が応援してやってもいいよ」

「・・・え!?」


驚き過ぎて、思わず手に持っていった
トレイを落としかけた。


だって応援するってそれって・・・
お兄ちゃんはあたしの気持ちに気づいて
いるってこと・・・?




「俺、前に言ったろ?覚悟しといた方が
いいって、心の準備しとけって」

「う、うん?」



そういえば、そんなこと言われた気がする。