年上男子は危険な香り。


なんでか指名されちゃって。

そこから話大好き人間の担任の話が始まる。
本当にただただ長い。

HRはいつも退屈なんだよね。


終わると、またあたしが号令をかける。

まあ、
これは毎日だから慣れたもんだ。



「んー、話長いよ~」

「分かる、どっからそんなに出てくるんだ
よっていつも思うよ」

「実はしっかり練習とかしてきてたりね」



長い長い話が終わって
あたしは大きく伸びをした。



「ん?翠、なんかいい匂いするね。香水?」

「あ、そうなのー。これなんだけどね」


優良は香水とかコスメとか、
そうゆうのにかなり敏感なんだよね。

乙女っぽくてかなり羨ましい。


あたしが差し出した香水をじっくり見てる。



「これすごく甘いね、男子とかに人気が
ありそうだね」