あたしは顔を振って冷静に戻る。
って、
あんなことあって冷静にって無理が・・・。
まあ、意識し過ぎだよねこれって。
1人考えていたとき
---ガチャ。
ドアが開く音がした。
部屋に入ってくるなんてお兄ちゃんだと
しか思えない。
またノックしないし。
「ちょっとお兄ちゃん、ノックしてって
言ってんだじゃん!・・・え?」
怒りながら振り向くとそこにいたのは…
お兄ちゃんじゃなかった。
「あー、ごめん。ちゃんとノックすれば
よかった。声かけたんだけど返事なくて
入っちゃった」
入ってきたのは、
めずらしく悪戯っ子っぽく笑う茅速さん。
「あ、そうだったんですか・・・
あたしの方が気づかなくて・・・・・・」
「いやいや」
ノックしてくれてのに気づいてないとか
完全にあたしが悪いっ!


