「優良、今日暇?!」

「え?暇だけど・・・バイトは?」

「休みなのっ!遊ばない!?」



授業が終わると、あたしは焦るように
優良の席に向かった。

質問しときながら優良の返事を聞く前に
手を引いて歩き出す。


「なに?どうしたの?」

「家に・・・帰りたくないの」

「は?なんでさ。茅速さんと喧嘩?」


優良はずっとなにか言いたそうに
していたけど

カフェに着くまではなにも聞いて
こなかった。


着いた途端されたんだけども。


だけど、だけど違うんだよ・・・
茅速さんには死ぬほど会いたいよ。

が、しかし・・・・・・


「もう1人、最近家に来るの・・・」

「どうゆうこと?」



あたしは初めて優良に遊さんとの
ことを話した。

まさか
こんなことになるとは思わなくて。