――――ガラガラ。
教室に入っても空気は対して変わらない。
どんなに上手くまとめようとも
この空気は
いいものとは思えない。
バンっ!!!
「いっ!?」
なかなか一歩踏み出すことが出来なくて
入口に突っ立っていると
誰かに背中を思いっきり叩かれた。
「つーばさッ。なにそんなとこに突っ立って
んの?」
「痛いっつの。優良手加減してよ!」
「ごめんごめーん」
正体は小さい頃からの親友の
神谷優良(カミヤユラ)だった。
まあ、
優良意外の人がそんなことするわけが
ないんだけど。
きっとそんなこと出来ないんだろうな。
みんなには
変な風にあたしは映っちゃってるだから。


