でもあたしは・・・
そんな勇気なんてなかったんだ。
バレたら、みんなに嘘つき扱いされても
おかしくないし。
---バンッ!!
「翠っ、お前うるっせーよっ!!!」
いきなり開いたドアにあたしは体をびく
つかせた。
しかも誰かと思えばお兄ちゃんだし。
「もーっ!お兄ちゃんのせいでもあるん
だからね!?」
「は?なんでお前が叫ぶのに俺が関係
しちゃってんだよ」
くっそ、
王子様顏確かにしてやがる・・・
なんであたし似てないのに勘違いされ
ちゃってんだ。
「ったく、あんまうるせーと茅速が迷惑
かかんだからな」
この言葉を聞いた時、まあ単純に
いや、誰?そう思った。
それに、
お兄ちゃんが友達を連れてくるのはよく
あったけどその人達も
あたしを見せ物みたいに見る。
だから、またか・・・そう思った。


