私の特等席は 窓際の後ろから2番目。 そこからグラウンドがよく見える。 部活動をする人 友達とワイワイしながら帰る人 恋人と仲良く歩く人 たくさんの人で埋めつくされているグラウンドを ただぼーっと見つめる。 『あれっ、橘まだ帰んねーのか?』 重そうな荷物をたくさん持った クラスメイトの山本君が 教室のドアからこっちに声をかける。