「ダーイブ!」 じゃれる猫のように夏奈が飛び付き、背中にぶら下がってきた。腕が首に回り、だんだんと絞まっていく。 「…………」 夏穂はもがく俺の後ろでがっ、がっと歩く足に合わせて上履きのかかとを攻撃してくる。しかも無言。