School Daysなレクイエム!

裕也に腕を引っ張られ人込みを進む。俺はぶつかった人にペコペコ頭を下げながらだったが、裕也はずんずん進む。
こんなやつだったか?

階段を下り一階に出れば混雑も緩和されていた。

「俺達はサークルの手伝いだな!」

裕也は白い歯を見せ笑う。実にハイテンションである。

止めろ!
どこのテニスのプリンスだ!
お前の美技には酔わないぞ!

そんな裕也を置いていき、俺は中央廊下を進んでいった。
そして部室のドアノブに手をかけた、その時


……何の音だ?