School Daysなレクイエム!

後ろからの激しい打撃。

その勢いはボルテージが上がったかのように増していく。
両手を使い全体重をかけて扉を押さえ込まなければ開いてしまうほどだ。

俺が必死に押さえるのも当然だろう?
この鉄の扉一枚に命がかかってんだから。
鉄の扉だって安心できないぞ?
どっかのコックやってる赤足さんなら足形を残してしまうそうだから。
あ、そもそも赤違いか。


少女はすでに降ろしていて俺を見つめながら後ろ足でじりじり距離を取っている。

やめろ!
汚らしい動物を見るような目!

俺が悪人みたいじゃないか!