School Daysなレクイエム!

そうと決まれば早い。

俺は左の階段目掛けて疾走する。

この学園は広く、三階建てで数多くの部屋がある。
当然、俺が走っているこの瞬間にも風景と一緒に流れていく部屋がいくつもあったわけで。
そこに飛び込まなかったのはそれほどまでに動揺し周りが見えていなかったということで理解してほしい。

階段に足をかけ三段飛ばしで駆け上がる。