School Daysなレクイエム!

『こいつが犯人だ』

瞬時に俺は理解した。

この冷然な微笑、人をモノ程度にしか考えていないような目。
サークルに入った連中は妖気を発しているこの赤髪に食い殺されているに違いない。

親友もその威圧を感じ取り俺に逃げろと訴えたのだろう。
彼は背中を壁に押し付けている。なぜなら制服の肩と両脇をダーツで射抜かれ身動き取れぬ情けない格好になっているから。

しかし
必死の思いは俺に届く。