School Daysなレクイエム!

――数分後、コト姉の家に着いた。コト姉の後頭部から頭を出して家をのぞいてみる。
うん、門しか見えなかった。

「さぁ入りましょう。もう遅いから正門は閉めちゃってるみたい」

本当にここが自宅なんですか? もうなんか9を9乗しても足りなくなる坪数じゃないですか?

「ふふ、そんなに大きくないわよ」

笑いながらそう言って片手で俺を支えつつ、横にある小さな門から鍵を開けてはいると、さっきの坪数算はさらに9乗しなければいけないと思った。東京ドーム何個分で数える大きさじゃないだろうか。このバカでかい屋敷は、ドラマのお見合いのシーンで使われるような和風建築だった。