だから、さっき昇降口が開いていたのか。
鍵をわざわざかけ直しに来るなんて律儀だな、と思う。口にはしないけど。
あれ、昇降口の鍵はいつもらったんですか?
「今朝早くに来て話し合いを開いたから昨日の放課後、先生にね」
嘘だ。
「寒いね……。早く帰ろっか」
戸締りをし、俺を背負いながら小走りで走るコト姉。
昇降口を抜けて、正門へと向かっていく。
ひとつ疑問。
「帰ろうって……この方向、俺の家じゃないんですけど」
「いいの。私の家は近いしこっちだから。それに少し休んでから帰ったほうが良さそうだし――」
悪巧みを含んだ笑みと紅潮した顔つきで、
「――泊まっても構わ」
「構います!」
鍵をわざわざかけ直しに来るなんて律儀だな、と思う。口にはしないけど。
あれ、昇降口の鍵はいつもらったんですか?
「今朝早くに来て話し合いを開いたから昨日の放課後、先生にね」
嘘だ。
「寒いね……。早く帰ろっか」
戸締りをし、俺を背負いながら小走りで走るコト姉。
昇降口を抜けて、正門へと向かっていく。
ひとつ疑問。
「帰ろうって……この方向、俺の家じゃないんですけど」
「いいの。私の家は近いしこっちだから。それに少し休んでから帰ったほうが良さそうだし――」
悪巧みを含んだ笑みと紅潮した顔つきで、
「――泊まっても構わ」
「構います!」

