School Daysなレクイエム!

「ここではちょっと言えないですかね」

そう、とコト姉は俺をおぶった。慣れたすばやい動作で抵抗する間がなかった。

「……なんでおぶるんですか」

「ここでは話せないとか言ってるからよ。場所を移せばいいんでしょ?」

「それは言葉のあやっていうか、あまり触れてほしくないという意味で……」

コト姉は俺の言葉を途中で切るように歩き出した。

「あんまり背負い込むのもよくないわ。あとでちゃんと教えてね」

あとで。
俺への気遣いが身に染みた。