垂れ下がる長い髪。
今は闇色に近い青に染めている。どこか、いや、それが俺を包みこむ母親の手のように見えて訪問を歓迎してくれているような気がする。
頼りなげなその髪は少しの風でもゆらゆらと揺れ、俺に自身の香りを運んでくれる。鼻をくすぐるシャンプーの香気がしたのは気のせいだろう。
なんとも不思議な感じだ。
夕方までは淡い赤髪であったが、今ではすっかり色を変えた。
部室前にあるそれは、空間がぽっかり抜け落ちたような、同じ軸上には存在していないような存在感――否。違和感があった。
今は闇色に近い青に染めている。どこか、いや、それが俺を包みこむ母親の手のように見えて訪問を歓迎してくれているような気がする。
頼りなげなその髪は少しの風でもゆらゆらと揺れ、俺に自身の香りを運んでくれる。鼻をくすぐるシャンプーの香気がしたのは気のせいだろう。
なんとも不思議な感じだ。
夕方までは淡い赤髪であったが、今ではすっかり色を変えた。
部室前にあるそれは、空間がぽっかり抜け落ちたような、同じ軸上には存在していないような存在感――否。違和感があった。

