さっきの質問の続き。
「見ていたノートは何ですか? 俺にも見せてくださいよ」
俺は刻重さんに近づきながら、にこやかに微笑んだ。
なぜだかわからないが、彼女の安堵した顔は、少し固くなっていった。
扉とは逆サイドに窓がある。だから、窓から差す夕日は刻重さん自身が壁となり、彼女の表情に闇を落とす。体の前面に広がる闇が濃い。
俺は、目の前に彼女――闇を見ている気がした。
「見ていたノートは何ですか? 俺にも見せてくださいよ」
俺は刻重さんに近づきながら、にこやかに微笑んだ。
なぜだかわからないが、彼女の安堵した顔は、少し固くなっていった。
扉とは逆サイドに窓がある。だから、窓から差す夕日は刻重さん自身が壁となり、彼女の表情に闇を落とす。体の前面に広がる闇が濃い。
俺は、目の前に彼女――闇を見ている気がした。

