「可愛い妹を殴っちゃダメでしょ?」
うわべだけの、薄い笑み。コト姉の雰囲気からわかった。まだ夏奈の手首を掴み、止めていた。さらに視線を身長差から高圧。外さないまま
「夏穂、大丈夫?」
優しい声を掛けた。しかし夏穂からは沈黙が返ってくる。そのためコト姉はやれやれ、と空いている手を額に持って行き、鼻でため息をついた。そして夏奈との視線を切って俺に向けた。
本当に。本当にその顔は姉にしか見えなくて
「裕也を連れて来てくれる? 保健室で寝てるから」
にっこり笑顔だった。
うわべだけの、薄い笑み。コト姉の雰囲気からわかった。まだ夏奈の手首を掴み、止めていた。さらに視線を身長差から高圧。外さないまま
「夏穂、大丈夫?」
優しい声を掛けた。しかし夏穂からは沈黙が返ってくる。そのためコト姉はやれやれ、と空いている手を額に持って行き、鼻でため息をついた。そして夏奈との視線を切って俺に向けた。
本当に。本当にその顔は姉にしか見えなくて
「裕也を連れて来てくれる? 保健室で寝てるから」
にっこり笑顔だった。

