再度。
乾いた音が振り返った後ろから響いた。
仲良しな双子が……? 体験中の出来事なのに信じられない。どっきりとか演技とかそんな雰囲気じゃない。粘性を帯びた、空気。
――って、んなこと考えてる場合か。止めるんだ。
俺は袖を掴むその華奢な手を振りほどこうと、もがく。腕を上下に振った。
しかし、意外に強い握力を持った刻重さんは、俺の袖を掴んで離さない。
刻重さんは一切の表情をなくした彫像の顔をしていた。
乾いた音が振り返った後ろから響いた。
仲良しな双子が……? 体験中の出来事なのに信じられない。どっきりとか演技とかそんな雰囲気じゃない。粘性を帯びた、空気。
――って、んなこと考えてる場合か。止めるんだ。
俺は袖を掴むその華奢な手を振りほどこうと、もがく。腕を上下に振った。
しかし、意外に強い握力を持った刻重さんは、俺の袖を掴んで離さない。
刻重さんは一切の表情をなくした彫像の顔をしていた。

