溺愛王子とヤンキー姫










そんな時だった…







『へぇ~淕、あんた男とヤってんの?』






誰?




もうすぐ泣きそうなのを堪えて僕は声のした方を見た…






え、なんで?








『くくっ、とんだ腹いせだな♪』




「美亜…」




『さあ?どういうことかな~淕!!』




「は、はい!!」




なんで僕が怒られてんの?




おかしいよね?





『今年はお前がしてくれるんだろ?』





え?何を…







っあ!!今日




「美亜の誕生日!!」



『フッ…今年は期待してたのにな~
お取り込み中か?』





チラッと千尋をみた



なんだか、呆然とした様子で固まってる…





フフッ…アンナやつ




「別に♪なんでもないよ?」