「あーもぅ最悪!呪うからね!あんたたち四人は留年決定」

紙の束を机の中にしまい、虎子は腕をくんだ。

助けに来たのに留年決定だなんて、酷い。

この一連のやり取りに、留年させられるほどのことがあったのか。

あるとすれば、机の中に隠された紙の束。

四人組が半泣きで青嵐にすりよってきたので、仕方なく青嵐は立ち上がった。